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憂鬱系青羊な RM307 の月一エッセイブログ Since 2011

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京都アニメーションへの放火事件で感じた事

8月ももう終わり。今年は7月がしばらく涼しかった事もあり、過ごしやすかった
印象だった。まぁ十年ぶりに自室にエアコンを設置したというのも大きいけど。
まだ残暑がありますが、みなさまもお身体にお気をつけてお過ごしください!
そのように身体的には楽だったけど、精神的にはぐちゃぐちゃな日々だった。
今でも解決しておらず苦しんでいる。どうすれば解決するのか見当がつかない。
とにかく今は創作に打ち込む事で現実逃避している。夜は毎晩眠れないけど。

更新された主な好きな作品は「アンティーク」、「ボクハココニイル」など。
そして「人生向上委員会」のキャラへのインタビュー特別編が投稿されて、
待望の第2部「人生向上委員会 りすたーと!!」が始まりました。楽しみですね。
そして「ブロンドロイド」が完結、おまけ漫画も投稿されました。面白かった!

活動は、「しりとり」にユイ姉の一枚絵を描いて参加、水着FA祭り2019
燃えないゴミ」のFAを描いて投稿、不死鳥先生のお誕生日にFAを描いて投稿。
あとはずっと「百合少女交響曲」6話後編を描いていました。現在9ページ分
sage更新しております。もし良ければお読みいただけるととても嬉しいです。
http://rm307.html.xdomain.jp/sister/

「百合少女交響曲♪」6話後編の1コマ


1月からは毎週欠かさず本や漫画を1冊読んで、その感想文も書いています。
先週は「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」でした。このエッセイの中で、
村上さんがランニングをしていた時によく顔を合わせていた、エスビー食品
陸上選手の話が書かれていた。朝同じ時間に会う事が増え、そのうち軽く会釈を
するようになり、村上さんが走る事についての本を書こうと思った時には
チームを取材し、選手たちといっしょに走らせてもらった事もあったらしい。
そして瀬古監督の谷口という選手への個人指導はかなりハードだったという。

たしか1000メートル全力で走って、200メートルジョギング、息を整えてまた全力で1000というリペティションが延々と繰り返された。タイムが落ちると、監督の罵声が飛んだ。唾だかよだれだかを流したり吐いたりしながら、誰もいないがらんとしたトラックを、谷口は黙々と走っていた。

その後、この谷口選手を含めた五人の選手が交通事故で亡くなる事になる。

僕は谷口のそのときの姿をまず思い出した。そして「あれだけの彼の苦労はいったいどこに行ってしまったんだろう?」と思った。そう思うと涙が流れた。

この部分を読んで、先日起こった京都アニメーションへの放火事件を思い出した。

7月18日、Twitterのトレンドで初めて放火を知った時は、まだ事件の全貌が
わかっていなかった。死者についても書かれていなかったので、ぼや程度かな、
これでまたアニメファンが悪く言われそうで嫌だな、などと軽く考えていた。
しかしその後次々と続報が。死者が出たと初めて報道された時は愕然とした。
取り返しがつかない事が起こってしまったのだ、と思ってココロが冷えた。
でもそれで終わらない。死者は増え続けた。その時誰もが思ったであろう
「もう止まってくれ」という願いも虚しく、最終的に35名の尊い命が失われた。

京都アニメーションの作品は、作画クオリティがとても高い事で有名だった。
それだけの技術を身につけるまでには、きっと相当な努力があっただろう。
毎日練習をして、たくさんの素晴らしい作品に触れて、また練習をして。
上手く描けない事に悩み、成功した事を喜び。数々のトライアンドエラー
それらが一瞬にして蹂躙された事がとても悲しかった。そして悔しかった。
村上さんと同じく、彼らの努力はどこへ行ってしまったのだろう?と思った。

炎にその身を焼かれる事、呼吸ができなくなる事。数分まで仲間だった人々が
屋上の出口を求めて互いを押し合い、折り重なるようにして亡くなっていた事。
何を考えてもつらい。しかもそれはただアニメを作っていただけの人々だ。
何も悪い事をしていない。むしろ人々に夢や希望を与えていた人々なのだ。
今までたくさんの素晴らしい作品を生み出してきた何ものにも代えがたい人々。
もちろん誰であって失われるべきでは無いのだけど、犠牲者の中にはすでに
有名だった監督やスタッフも、きっとこれから名を馳せただろうスタッフも
大勢居たのだ。そんな人々がなぜ命を落とさないといけなかったのだろう?
それも殺人というかたちで、とても苦しい思いをして。運命を呪いたくなる。
過去も現在も未来も奪う。人が死ぬというのは本当に重い事なのだな・・・。

犯人をどう思うかと問われると、当然憎い、許せないという言葉が出てくる。
ただ正直、強い憎しみの感情を持つ事ができない。事件発生後から現在まで、
僕の中にあるのはただただ激しい困惑だった。これは人間の仕業なのだろうか?
犯人は刃物を多数所持していて、社屋にガソリンを撒いて火をつけた上で、
入り口に逃げてきた人々を殺そうと用意周到に計画していたらしかった。
人間が、そこまでの強い悪意で大勢の他人の命を奪えるものなのだろうか?
あまりにも僕の想像を超えていて、天災にも等しい無力感を覚えてしまった。
犯人が住んでいた関東から京都へ行くには切符を買わなくてはいけない。
ガソリンを買う為には容器を用意しなくてはならない。取り出してみると
一つ一つは日常の、誰もが行っている当たり前の行動。しかしそれを犯人が
暗く歪んだ瞳で淡々と計画していた事を考えると、何かとても恐ろしくなる。
どのような憎しみに囚われていたら、冷静にそんな準備ができてしまうのか?
繰り返すけど、本当にどうしてそんな事ができてしまうのかわからない。

それよりも、さぞ当たり前のように、自分たちはまともだという顔をしながら、
薄ら笑いを浮かべて献花台や映画館に群がっては人々の悲しみを踏みにじり、
遺族の方々の気持ちを無視して過熱報道をするようなマスコミに憤りを感じる。
中には、犠牲になった身内の事をいつまでも覚えていて欲しいという遺族の声
(もちろんそれ自体には問題が無い)をことさら主張し、自分たちの行いの
正当性を訴えるメディアもあった。虚しい。もはや僕が言う事は何も無い。
まぁそもそも僕がわざわざ書かなくても他の人たちが詳しく書いているしね。
でも僕だってそんな想像力の無い人間の一人で、他人を責める権利は無いのかも。
きっと、僕自身にも盛大なブーメランが突き刺さっているに違いない・・・。
それでも、報道機関がそんな凶刃を振るって良いのだろうか、と考えてしまう。
本人たちがいくら否定しようと、正義の顔をしていようと、それは刃だよね。

そしてもう一つつらかった事。先ほどのエッセイの中からまた一部引用する。

僕はもちろん彼らとは比べ物にならないアマチュアの、そのまた梅クラスのランナーである。でも厚かましいかもしれないけど、彼らの感じているであろう苦しみや喜びは、ある程度僕にも実感できる。レースのキャリアにおいても人生においても、志なかばでこの世界を去って行かなくてはならなかったことは、無念以外のなにものでもなかっただろう。

京都アニメーションのスタッフの方々と僕みたいな底辺絵描きをいっしょにする
なんて失礼だとは思うけど、僕は自分の身内が殺されたように感じてしまった。
自分の一部が損なわれた感覚さえした。本当に勝手で失礼な話なんだけどね。
創作者の端くれだけど、たぶんどこかで同じものを共有していたんだと思う。
すべての創作に携わっている人々は、そんな事を感じたのでは無いだろうか。
僕の勘違いだったらごめんなさい。でも言いたい事は理解してもらえると思う。

僕のTwitterアカウントを数年前からフォローしてくださっている方々は
もしかしたら覚えているかもしれないけど、僕は京都アニメーションの作品に
良い印象を持っていなかった。「作画クオリティは高いけど内容は・・・」
というツイートを以前何度かしている。それでも京アニ作品を十作品以上
観ていたし、一人のアニメファンとして、その芸術を楽しみにしてもいた。
同じく村上さんの「ダンス・ダンス・ダンス」という小説で、母親の恋人が死に、
娘のユキが彼に対してひどい事をしたと言った時、主人公が叱るシーンがある。

後悔するぐらいなら君ははじめからきちんと公平に彼に接しておくべきだったんだ。少なくとも公平になろうとする努力くらいはするべきだったんだ。でも君はそうしなかった。だから君に後悔する資格は無い。

だから僕も、もっと京アニ作品を褒めておくべきだったと言ったりはしない。
今はただ、被害者の方々の身体的、精神的な傷が早く治るよう毎日祈っている。
そしてこの事件の事、大勢の人々が亡くなった事をこの先もずっと忘れない。
僕にできるのはきっと些細な事で、大して何も変わらないかもしれないけど、
それでも未来へつなげていけるのであれば、小さな言の葉を積み重ねていきたい。
終わり。

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「ナナミ祭り2019」参加作品の感想

7月。先日の大雨は大丈夫でしたか?先月「雨が少ない」と書いた途端にこれだ。
去年ほどじゃないにしても今年も被害を受けた地域があるようで、早く元通りに
なりますように。去年の豪雨の時に[1]さんが僕の事も心配してくださったけど、
僕の家は平地で、近くに川も無いので浸水したりする事は無いので大丈夫です。

前回更新から十日も経っていないので、更新された好きな作品は来月に回そう。
投稿したものは6月30日に「OZ-オズ-」の14周年記念絵、1日に「幻想水滸伝
の絵を1枚ずつ。あとはらくがきを絵板に投稿したり百合学の敷地図を描いたり。

28日には「百合少女交響曲」の6話前編を8ページ更新しました。前回更新が
2月28日だったので、ぎりぎりで終刊落ち(今の人には伝わるかな?)を回避!
読んだり感想を送ったりしていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
http://rm307.html.xdomain.jp/sister/

「百合少女交響曲♪」6話前編更新報告画像

6話前編の1コマ


さて今月は1~7日にTwitterで行われた「ナナミ祭り2019」の感想を書きます。
幻想水滸伝」に登場するナナミというキャラの絵や小説を描くお祭りです。
2018年の感想:https://rm307.hatenadiary.jp/entry/20180730/1532876424
去年同様、すべての作品に触れる事はできていません。申し訳ありません。
7日までに参加された作品にはできる限り感想を書いています。簡潔ですが。

その前にまずは僕が投稿したナナミとピリカの絵を。作業時間は18時間ぐらい。

「幻想水滸伝Ⅱ」ナナミ&ピリカ

ピリカを似せられなかった・・・

ピリカ(左)は明るく饒舌な子だったけど、戦火で両親を失くし、また目の前で
人が殺された事にショックを受け、しゃべれなくなった。自分が大人になって、
そしてつばき先生の娘さんの事を考えて、改めて彼女の境遇を悲しく思い、
そんな彼女に優しさを向けてくれるナナミ(右)の傍らに描く事にした。

以下、感想です。たくさんの素敵なナナミを見る事ができて楽しかったです!
感想部分だけで7000字以上あるので、ぜんぶ読む人は居ないだろうな・・・w
発売から20年以上も経った今でも、こうして子どもの頃から大好きなナナミを
こんなにたくさん見られるなんて幸せだな・・・!これはすごい事ですよ!

続きを読む

祖母が亡くなってからの祖父の事

もう6月も終わりか!梅雨なのに雨が少なかったし、わりと過ごしやすかったな。
ただ着実に夏に近づいている・・・。でも今年は去年ほどは夏が怖くないのだ。
というのも、去年の暑さに懲り、重い腰を上げてエアコンを購入したのです。
昨夏は暑すぎて何も作業できず、ぐったりしていた事も多かったからね・・・。
暑さで体力を奪われる季節になるけど、何とか頑張って創作をできたら良いな。
メンタル面ではちょっと浮き沈みが激しかったな。今は小康状態かなぁ・・・。

この一ヶ月で更新された好きな作品は「少女の恋愛感情」、「ブロンドロイド」、
アンティーク」、「ボクハココニイル」、「支払いはMonaで。」、
999」など。どれも面白かったですね。更新ありがとうございます。
少女の恋愛感情」、大好きなささか先生の復帰がめちゃくちゃ嬉しかった!
それとゆきよみ先生の「人生向上委員会」のおまけイラストも楽しかったな。
そういえば委員会のメンバーが読者からの質問に答えてくれるそうです!
ぜひファンのみんなで送りましょう!→https://peing.net/ja/yukiyomi423
僕は今の作業が終わったら、一度作品を読み返してから送ろうと思います。

投稿したものは「石川へ行こう!」と「ADSL、繋がりませんか?」の完結記念FA
描いたものは「百合少女交響曲」の6話前編を5ページ。たった5ページか!
それにしてはやけに時間がかかったな・・・。今日の21時半頃に更新予定です。
あと30日に投稿する版権絵、7月1日に投稿したい版権絵がそれぞれ1枚ずつ。
ばたばたしているけど、何とか今月中に描いてしまいたい。ぎりぎりになりそう。

キャラデザ茅野

6話に登場するキャラ


さて今月は祖母が亡くなってからの祖父の話を書きます。祖母の話はこちら。
https://rm307.hatenadiary.jp/entry/20190420/1555686267

祖父は現在91歳。平均寿命をとうに超えている。数年前から心臓が弱っていて、
短い距離でも歩くのが苦痛になっていた。それでも去年こちらに引っ越した際は、
駅構内を歩いて移動するぐらいはできていた。しかし祖母が亡くなってからは
元気が無くなり、徒歩3分圏内の病院や理髪店へもタクシーで行くようになった。
またトイレを失敗する事も多くなり、ずっと抵抗していたおむつをつけ始めた。
僕がおむつを替える時に、よく「○○君にこんな事を頼むなんて申し訳無い」
と言っていたな。こういうお世話をする事に対してとても気を遣っていた。
60年以上連れ添った妻が居なくなるというのは、本当に大きな事だったのだな。
よく仏壇にお菓子を供えて、「突然逝くんだから・・・」とつぶやいていた。
でもごはんはちゃんと自分で毎日食べる事ができていて、お菓子も好きだった。
僕が何を買ってこようかと訊くと、一度はリクエストするのだけど、すぐ後に
「でもあの人また同じものを買っているってお店の人に思われないだろうか」
と謎の心配をしていたw別に思われても良いじゃないと言って買っていたけど。

そんな生活が2月まで続いたけど、上旬に肺炎をこじらせて入院する事になった。
そこからの変化は早かった。この歳になると、何週間も寝ているだけの状態から
また動けるようになるのは難しい。祖父も寝たきりの状態になってしまった。
現在は肺炎は治ったけど、「日中誰かが家に居て看ていないと危険な健康状態
なので、一年は入院した方が良い」との事で、療養型の病院に入院している。
半年前は一人で食事ができていたけど、今は介助が無いと難しくなっている。
食べられるのは柔らかいものだけ。時々それも食べられず、点滴を受けている。
会話も難しく、何を言っているのか聞き取れない状態。あと祖父は数年前から
レビー小体型認知症」というあのオノ・ヨーコさんと同じ病を患っていて、
時々混乱してしまうようだ。以前はそこまで進行していなかったのだけど。

先月ここでつばき先生の娘さんが2歳の時の可愛かったエピソードを書いた。
一年でこんなに語彙やできる事が増えたんだなぁとしみじみ嬉しく感じた。
一年で大きく変わるのだなぁ。一年で・・・。・・・一年前は、祖父も祖母も
元気だったんだ。たった一年で祖母は亡くなり、祖父はすっかり老け込んだ。
たった一年前はあんなに元気だったじゃないか・・・とすごく悲しかった。

去年の5月、祖父が部屋の高い位置に時計が欲しいと言い、僕が取りつけた。
一度はこれぐらいの高さで良いと言われたけど、祖父がやっぱりもっと低い
ところにと言い、祖母が注文が多いと笑っていた。ついこないだの事のようだ。
終わり。

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2018年のまんぷくさんの可愛かったエピソードや発言

5月下旬ですが、先日は異常な暑さが続きました。みなさま大丈夫でしたか?
気温の変化が激しい地域も多いようなので、体調にはくれぐれもお気をつけて。
しかしもう6月か。今月は苦しい日が多く、時間の流れが遅かった印象だった。
これからまた憂鬱な梅雨、そして暑さがやってくると思うと気が重いな・・・。
メンタルも疲弊していたけど身体もぼろぼろなので、無事に乗り切れるか不安。


この一ヶ月で更新された好きな作品は「ブロンドロイド」、「石川へ行こう!」、
ホーリーエンジェル」、「アンティーク」、「小鞠真由はためらわない。」、
ボクハココニイル」など。あと新作の「シスターコンプリート」、「999」、
身振り手振りカタコト旅行記」が楽しみです。穀倉先生の復帰、嬉しいな。
それとゆきよみ先生がTwitterで「人生向上委員会」のおまけイラストを
たくさん描いてくださっているのも嬉しい。楽しませていただいております。


投稿したものはつばき先生の娘さん湯飲み茶碗先生のお誕生日祝いFAと、
今日投稿したFA。描いた絵は2枚か・・・ぜんぜん活動していないな・・・。
あと1枚コニーFAを描いて、漫画も9ページ更新する予定だったのに・・・。
考えるとまた落ち込んでしまうな。6月はフルで創作できたら良いんだけど。
ゴールデンウィークを無駄にしたのが本当に悔やまれる。もったいなかったな。
スケジュールがかなり厳しいので寝込んでいる暇は無い。常に描き続けないと。
でも創作へのエネルギーが枯渇しているので、何とか補給したいんだけど、
一体何がエネルギーになるのかまったくわからない状況。悩む日々です・・・。

 

2015年から新ブログだったりこっちだったりで毎年この日に更新している。
ちょっと事情が変わったので今年はもうやめようかと思ったけど、一応継続。
今回は、死にそうだった先々週の状態から持ち直すに至った経緯について、
自分を愛する話を書こうかと思ったけど、それは新ブログの方にしようかな。
その代わりに、つばき先生の娘さん、まんぷくさんの2018年の可愛かった
エピソードや発言を載せます。ぜんぶは無理なので特に可愛かったものだけ。
ほとんどはつばき先生に送ったもののコピペ。でも前述の通り事情が変わり、
今年の分を書く事はもう無いかも。また気持ちが変わるかもしれないけど。

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昨年祖母が亡くなった時の事

4月。上旬に寒の戻りがあったものの、今は日中だいぶ暖かくなりましたね。
動くと暑い時もある。寒暖差や花粉などで体調を崩したりされませんよう。
相変わらず猫が脚の上に乗ってきてくれるんだけど、彼は暑くないのだろうか?
今も身体を横にして、たまに寝言を漏らしながらよく眠っています。可愛い。


この一ヶ月で更新された好きな作品は「ブロンドロイド」、「石川へ行こう!」、
ホーリーエンジェル」、「アンティーク」、「ADSL、繋がりませんか?
など。あとエイプリルフールに「私立!星乙女学園バニーガール学科」。
あまり触れる機会が無いけど、没先生のTwitterのイラストも好きです。
投稿したものは2016年に描いていた「おなかのへるうた」を8ページ更新、
エイプリルフールに今年もアクリルキーホルダーの偽グッズサイトを公開、
あと昨年の和装FA祭りにブロンドロイド」のFAを1枚、きぼんFA祭りに5枚。
今は4月下旬~5月上旬に投稿する予定のFAじゃない一枚絵を描いていて、
百合少女交響曲♪」6話に登場するキャラのデザインやらくがきもしていた。

まだだよページの川澄さん

6話に登場予定のキャラです(4話でも1コマだけ登場していたけど)

プロット(セリフ)の方は8割方できたので、そろそろ描き始めようかな。
5月のゴールデンウィーク中に一度sage更新したい。age更新は6月を目標に。


11日に「ルパン三世」の作者のモンキー・パンチさんが亡くなりましたね。
「ルパン」はテレビシリーズを再放送で観た事はあるけど、原作は読んだ事が
無かった。そんな中こちらのツイートを見て女の子の絵柄が可愛い!と思った。
劇画調(たぶん)なんだけど、目力や顔のバランスがすごく魅力的だった。

そしてこの表紙に載っている「子連れ狼」の原作者の小池一夫さんも、
17日に亡くなったとの事。こちらは著作をまったく存じ上げないのだけど、
含蓄のあるツイートをたまにお見かけしていた。好々爺って感じだったな。
いつも通りツイートしていた翌日に亡くなってしまうなんて、少しびっくり。
81歳と82歳。男性の平均寿命ではあるけど、ちょっと早いなと思ってしまう。

亡くなった祖母も87歳、ちょうど平均寿命だった。でも、早すぎると感じたな。
祖父のように何度か倒れて病院に運ばれたり、亡くなった父方の祖父のように
ずっと入院していたりしていたらまだココロの準備ができていたのだけど、
祖母は病気知らずで病院に通院する事はまったく無かったし、風邪気味では
あったけど普通に元気だったから、余計に突然のお別れに感じたのだろう。
亡くなった当日の朝も、母に「今日は調子が良い」と笑顔だったそうだ。

昨年7月16日の19時半頃に突然倒れ、意識不明、呼吸も止まり心音も微弱。
母が救急車を呼んで心臓マッサージと人工呼吸をしたけど一向に回復せず。
駆けつけた救急隊員の方でも無理、そのまま隣町の大きな病院に搬送された。
心臓が弱っているとの事で手術もできず、手の施しようがない状態だった。
何度も心電図が0になり、その後一生懸命心臓が動き出そうとし、またすぐに
0になる事を1時間以上繰り返していた。ああ、人間の身体ってこんなにも
頑張っているのだな、生命ってすごいな、とぼんやりした頭で考えていた。
そして22時47分頃、お医者さんが死亡を宣告した。心筋梗塞動脈瘤破裂。
お医者さんがペンライトで瞳孔を確認し、「ご臨終です」と言うくだり、
ドラマとかではよく見るけど本当にやるんだなこういうの、と思った。
母が「もっと早く病院に連れて行くんだった」と泣きながら後悔していて、
すごく慰めたかったのだけど、何と言えば良いか僕にはわからなかった。

祖父母は「慣れた環境が良い」と去年の4月まではずっと遠方に住んでいた。
しかし何があってもおかしくない年齢だし、祖父も倒れる事があったので、
母がこちらに引っ越して来ないかと何度も説得していた。祖父母はずっと
嫌がっていたけどようやく説得でき、去年の5月に越してきたばかりだった。
初めて祖父母といっしょにお正月を迎えられるな、喜んでもらえるな、と
思っていたので、その事を考えるととてもせつなかった。そして悔しかった。
せめてお正月ぐらまでは、と思わず神様に苦情を言いかけてしまったな。

前述のように祖父母はずっと遠方に住んでいて、たまにしか会わなかったし、
あまりに突然の事だったので、しばらくはぜんぜん実感が湧かなかった。
現実感が希薄で、その日の事は何だか夢の中の出来事だったような気がして。
さすがに今はもう祖母はこの世のどこにも居ないのだ、とわかっているけど。
昔何かで読んだけど、人が死ぬのは肉体的に死んだ時じゃないのだな。
ああ、祖母とまた会って話したいなぁ。それができるのはいつになるだろう。
別に近い将来でも構わないけど、そもそも僕は天国には行けないだろうな!


以上、去年某先生に送ったメールの一部を再編集してお送りしました。今回は
祖父について書こうと思ったのだけど、その前に祖母の事を語った方が良いな、
と思ったので。祖母が亡くなった後の祖父の話は来月以降に書くかも。終わり。

Web拍手

地震から八年 「地震イツモノート」を読みました

先日数日間気温が高い日が続き、このまま暖かくなるのかな?とのん気に
考えていたけど、ここ最近また寒いですね・・・。僕は風邪を引きました。
高熱は下がったのだけど、なぜか今も微熱が続いている。鼻づまりもひどい。
早く治ると良いのだけど。久しぶりに健康のありがたみを痛感しております。
みなさまもお気をつけて。体調を崩されているひとは早く治りますように。


(前回から一ヶ月経っていないけど)この一ヶ月で更新された好きな作品は、
ブロンドロイド」、「誠にご愁傷様です」、「今宵満月にて/短編置き場」、
リミット~2nd~」、「ホーリーエンジェル」、「アンティーク」など。
感想はいずれも新ブログの方に書いているのでこちらでは割愛します。

投稿したしたものは「百合少女交響曲」のショートエピソード4コマを
4ページ。お読みくださり、また感想をくださりありがとうございました!
コメント返信をこのブログで行っているので、良ければごらんください。

「百合少女交響曲♪」閑話の一コマ

投稿した「百合少女交響曲♪」閑話の一コマ

あとはきぼんFA祭り用のFA作業。現在3枚まで描いています。残りは2枚。

 

今日は八年前に東日本大震災が起きた日。毎年この日にブログを更新している。
国元兵太先生の事を思い出す日でもある。まぁ実際は今日以外にもたまーに
思い出しているのだけど。先日も国元先生の作品にコメントが寄せられていた。
「人々のココロの中で生きている」というのはこういう事なのかな、と思う。


さて今年も地震に関する話を。今回は「地震イツモノート」という本の感想。
阪神・淡路大震災で被災された人々の話をまとめた「キモチの防災マニュアル」。
防災が特別な努力では無く、生活の中に自然にあって欲しいというところから
地震モシモノート」では無く「地震イツモノート」と名付けられました。
経験談や救援活動、避難生活で行った工夫や備えについて書かれています。
全153ページでイラストが多いので、わかりやすいし読みやすいと思います。


初めに、地震が起こった時にその揺れをどう感じたかについて書かれています。
「飛行機や宇宙船が落ちてきたと思った」、「テポドンが着弾したと思った」、
「地球が崩壊するかと思った」など、地震と気づかない人が多かったようです。
それまで知っていた地震とはまったく別物に感じるほどの衝撃だったのかな。
この時の揺れって、たった10秒だったんですね・・・。そんなに短い時間で
あれだけの甚大な被害や死傷者を出したと思うと、本当に地震は怖いな・・・。
真っ暗闇で、街は不気味なほど静かだったという。生きた心地がしないだろうな。
また、街がガス臭かったという声も。あちこちでガス漏れの危険がある為、
ライターなど火を点けて明かりにするのはやめた方が良いと書かれてあった。

それと浅学の為初めて知ったのだけど、最大の問題の一つと言われるくらい
ほこりが大量に舞うらしい。マスクやレインコートがあると良いとの事。
たしかに建物が倒壊する映像などを観ると、粉塵がすごかったな・・・なるほど。
また見覚えのある建築物が失われる事で、土地勘が狂ってしまう問題も浮上する。
思えば平常時でも、更地になっている場所を見て「ここに何が建っていたっけ?」
と思い出せない事がよくある。もしも地震によって街全体がそんな状態に
なったら・・・。普段から公園や道について知っておこうと書かれていた。

その他にも、あると便利な道具、洗わなくても良いようにお皿にはラップを
敷くなどの基本的な情報や、「できなくなる事」についても書かれています。
明かりをつける事すらできなくなる、暖房や冷房も、と考えると厳しい。
でもどちらかというと、人との関わりについての話の方が重要かもしれない。
この時の被災者は30万人、救助隊は1万人。救助隊が救った命より、消防団
市民が救った命の方が多かったようです。救助活動もできる限り自分で行う、
その為の方法や役立った物についても書かれているので、より実用的かも。

普段から近所付き合いがあり、あいさつを交わしたり助け合ったりしている、
それにより誰が居て誰が居ないかがすぐわかったり、物資をシェアしたり、
助けを求めやすかったりする、そして励まし合って毎日を生き抜く事が
できるというメリットが書かれていた。実際に被害から立ち直っていくのが
早かった共同体は、そんな仲の良いまとまったところからだったという。
僕は今の家に引っ越してきてからはお隣さんぐらいしか近所の人を知らない。
田舎でもそういう事があるのだから、一般的に近所付き合いが希薄と言われる
都会だったらなかなか難しいかもしれない。ただでさえ難しい人間関係、
それが震災によりさらに不安定になるけど、団結して立ち向かえたら良いな。
特に避難所で生活する時は、否が応でも他人と暮らさないといけないのだから。


避難所生活では、人情が身にしみたという意見もあったし、人の嫌な面を
たくさん見たという意見もあった。物資を仲良く分け合ったところもあるし、
取り合う大人たちが居たところもあったの事。食べ物を配る学校関係者に対し、
配給が少ないと不満を持った人が「スタッフが最初に食べてるんやろ!」と
いらだちをぶつけたという話もあった。このへんの話は子どもの頃に読んだ
ズッコケ脅威の大震災」でも書かれていたので、わりと覚えている。
ストレスは相当溜まるだろうな。僕も特に集団生活が苦手な人間だから、
きっと常にいらいらしてしまうだろうと思う。余震の恐怖もあるだろうし。
でもそれを他人にぶつけないようにしたいな。難しいかもだけど、少なくとも
助けてくれるスタッフさんたちにぶつけるような人間にはなりたくない。
そんな人を責める事ができるのは、僕が被災しておらず平和に生活できている
恵まれた人間だからで、本来僕に責める資格は無いのかもしれないけど・・・。

ライフラインが復旧したのは七ヶ月後、全仮設住宅が解消されたのは五年後。
徐々に地震が人々の記憶から薄れていっても、そんなに長い時間避難生活は
続くのだな・・・。その後も完全に元通りの暮らしができるとは限らないし。
東日本大震災に至っては八年が経った今も5万人以上が避難生活を送っている。
仮設住宅に住む人も3400人居るという。八年経っても・・・と考えるとつらい。
他の人がたくさん言っているだろうからわざわざ僕が言う必要も無いんだけど、
東京オリンピックなんぞにお金をかけている余裕なんて無いんじゃないの???
そんな政府だったり、助けを呼ぶ声をかき消すマスコミのヘリの話だったりに
読んでいて腹を立てた。でも何もしていない僕に責める資格は無いのかな。


上で学校関係者と書いたけど、避難所が学校の場合、校長先生が主導で
避難所の運営や救援物資の配給などを行っていたらしい。なるほど、学校には
そんな役割もあるのだな・・・。学校ってぜんぜん好きじゃなかったけど、
当たり前の教育機関としてだけでは無く、そういう部分でも重要な場所なんだな。

学校の先生や医療関係者、地元の消防団など。自分や家族が被災していても、
市民の為に活動していたという。すごいよね。僕だったら動けないと思う。
家族の安否を確認したかったけど仕事を放り出す事もできず、葛藤していた
消防士さんの話も載っていた。想像できないほどキツかっただろうな。
単に仕事だからというだけでは無く、他人の為を思って行動できる人はすごい。
去年祖母が倒れて救急隊員の人たちやお医者さんたちを見た時も思ったけど、
僕たちはそんなプロフェッショナルな人々に日々支えられているのだなぁ。
幼稚な僕にはとてもじゃないけどできない事だな・・・。でもそうやって
自分とは違う人間だからできるんだと思うんじゃなく、自分もできるように
ならないといけないのだよなぁ・・・果てしなく難易度が高く感じるけど。


最後に「防災といわない防災」と呼ばれる活動についても書かれている。
防災訓練という呼びかけに応じて集まる人の顔ぶれは決まっている為、
もちろんそれも重要だけど、地域活動に防災をそっと盛り込む事によって
地域防災を進めようという活動らしい。たとえば「防災拠点を知ろう」と
呼びかけるのでは無く「街を探検しよう」というテーマを掲げて、
子どもたちと地域を探検する事によって防災拠点やその用途などを知る
「わが街再発見ワークショップ」、他にもゲーム形式で学べるイベントなど。
なるほどな!これなら防災訓練よりも参加しやすいし楽しむ事もできる。
どうやって訓練に参加する人を増やすか、じゃなく、楽しむところから考えた
こういうアプローチの仕方もあるのだな!と目からうろこが落ちました。

これを読んで僕が真っ先に思ったのは、他作品の宣伝も同じかも、という事。
リンクを貼って面白いよと宣伝しても、現状誰も興味を持ってくれない。
でも何か他の楽しめる事柄の中にその作品の要素を折り込む事ができたら、
自然とその作品を知りたいと思えるようにできたら・・・と思ったのだ。
まぁそれが簡単にできたら苦労はしないんだけどね。でも参考になりました。


以上、今回も感想より単なる紹介部分の方が多くなってしまいましたが。
いろいろ勉強になりました。防災への意識がまったく無い不真面目な僕だけど、
こうやって少しでも防災について考える時間を持つ事が大切だなと思いました。
こういう知識をまったく使わず一生を終える事ができたら一番良いんだけどね。
もちろん自分だけじゃなく、好きな作者さんたちもそうでありますように。
そして今もなお避難生活を送っている人々が早く元の生活に戻れますよう、
後遺症やPTSDを負ってつらい思いをしている人々の傷が早く癒えますように。
いちおう毎日簡単にお祈りしていたりするけど、改めて祈念します。終わり。

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