金魚ちゃんをインストール

憂鬱系青羊な RM307 の月一エッセイブログ Since 2011

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昔シリーズ2

相手に見せる事は無い手紙を書く。キタハラさんのように。
最近はほとんど書いていなかったけど、手紙を書くのは好きだ。
(僕の文章が誰かに話しかけてる風になるのもその所為なのかな)
小学生の頃、転校した友だちに近況や学校の様子を伝える手紙を書いたり
旅行に行った時にお土産を送ったりしていた。その年頃の男子というのは
面倒くさがりな生物らしく、滅多に返事は来なかったけど。
高校に進学する頃には書くのをやめてしまった。僕も面倒くさがりなのだ。
メールを送る事もできたけど、向こうも向こうで新しい友だちも居るし、
僕がいつまでも友だち気取りなのも変かなと思い、何となく疎遠になった。

「僕がいつまでも友だち気取りなのも」ってなんだ・・・?
その前にも同じ事が、そうか、好きな女の子が転校するとわかった時だ。
(転校生と仲良くなったり、仲が良かった子が転校する事が多かったなぁ)
じゃあ上級生にからかわれる前にその事を知っていたのか。忘れていた。
仲が良くて、毎日一緒に帰ったり休日に遊んだりしていたのだけど、
半年後に転校すると知った時に、残りの時間を同性の友だちと
たくさん過ごして欲しかったので、距離を置く事にした。
そして些細なキッカケから一緒に帰らなくなり、話す事も無くなった。
当時の感情は忘れてしまったけど、多分すごく寂しかったと思う。
でも、彼女が友だちと楽しそうにしている様子を時々見かけて嬉しかった。

何か僕が間違っているような感じ。
「相手の事を想っての行動」を装っているけど、それは言い訳で、
自分に関わる心理が働いているような匂いがする・・・ような。
「善い事をしている」気になって、自己犠牲の安い感傷に浸っていたのかな。
まぁ、自分がそういう事をされたら嫌だよ。確実に怒るし悲しくなる。
意味不明な気遣いだよ。迷惑だなんて思うはずが無いんだから。
それでも、自分は他人にとって余計な存在だとずっと思って生きてきた僕は
そこに居るのは僕であるべきじゃないと考えてしまう。自然な流れ。
そしてまた同じ事を繰り返してしまう。今でもそうだ。
そうせざるを得ないけど、本当はしたくない。寂しすぎる。


内容もそれを書く事も恥ずかしいよな。中学生じゃないんだから・・・。
こういうのに抵抗が無くなっているのだな。いずれ僕は消えるというアレか。
10月頃に描こうと思っていた短編はこれに似た話を使う予定だったと思う。
そして最後に金魚は海に連れて行ってもらう。その後どうなるんだっけ?