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憂鬱系青羊な RM307 の月一エッセイブログ Since 2011

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ある「馬鹿親」の話

今年も残すところあと一ヶ月ですね。早すぎる・・・何もしていない。
寒くなりましたが、みなさまお身体にはくれぐれもお気をつけて。
毎週更新のブログ、今月は「ふたり。」に関する記事が多かったな。
投稿したFAは「ふたり。」の完結記念FA、保守漫画も毎週投稿継続中。
そう、「ふたり。」が完結しました。かなりの名作なので読みましょう。
完結記念ねとらじもした。それについては新ブログの方に書きました。
あと「そうだ、ファンコミックを描こう」も更新。あと1話で終了かな。
それと新都社では初めて漫画企画に参加しました。ぷげら6周年コラボ。
お姉ちゃんは過保護!」、「姉のいる日常」のファンコミックです。
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=19653&story=6

 

「親ばか」という言葉があります。親ばかは大いに結構だと思います。
僕も(あり得ないけど)もし親になったら親ばかになりそうな気がする。
でも「馬鹿親」は良くないですよね。今回は水族館で見たある親の話。

水族館のイルカプールの前にはベンチがあり、座りながらゆっくりと
イルカを見る事ができる。僕もよく1時間以上眺める事が多かった。
ある時赴くと、ベンチにはずっとスマホをいじっている女性がひとり、
水槽の前には職員のお姉さんがボードを片手に立っていて、その横には
小学校低学年くらいの女の子と幼稚園児くらいの男の子が立っていた。
職員のお姉さんはイルカの排便などの様子をチェックしていたのだけど、
子どもふたりからずっと「何してるのー?」、「イルカは○○なのー?」
と質問攻めにあっていた。お姉さんはそのすべてに答えていて、関係無い
質問にもちゃんと答えてあげていた。最初はプロだなぁ、さすがだなぁと
お姉さんに感心しながら、子どもの様子も微笑ましく見ていたのだけど、
子どもたちはだんだん飽きてきたようで、走り回ったり、飾ってあった
イルカのぬいぐるみを踏んだり投げたり、登ってはいけない場所に
登ったりして遊ぶようになっていった。お姉さんは優しく「危ないよ」、
「そんな事をしたらぬいぐるみが泣いちゃうよ」などと注意していた。
引っ込み思案な僕はそういう時に他人の子どもに注意できるような
性格では無いので、内心「見ているだけでごめんなさい」と思いながら
「いったいこの子たちの親は何をしているんだ」とやきもきしていた。
その調子が15分くらい続いただろうか。突然女の子が僕の方に「ママー」
と言いながらやってきた。「ん?」と思って見ていると、女の子は
僕のすぐ隣に座っていた、ずっとスマホをいじっていた女性の元へ。
何とその子どもたちの母親だったのだ。え?!あれだけ自分の目の前で
職員のお姉さんに迷惑をかけていたのにずっと知らんぷりだったの?!
母親は女の子と少し話して、女の子はまた水槽の前へ、母親はまた
スマホの操作に戻った。僕はイルカを見るどころじゃなくなり帰った。

この母親はなぜ注意しなかったのだろうか。水槽とベンチの距離は
2メートルほど。他にお客さんはおらず静かだったし、子どもたちの
声も大きかったので聞こえなかったはずは無い。いくら何でも気づく。
水族館の職員は託児所の人では無いのだ。子守りを任せるのはおかしい。
イルカの排便や子イルカへの授乳の回数などを記録するのは大事な
仕事で、動いていないように見えるけど決して暇な時間などでは無い。
自分は客で向こうは接客する側なのだから、子どもの相手をさせて
当然なのだ、とでも思っていたのだろうか。それで良いと思ったのか。
客という立場にふんぞり返るだけじゃなく、自分の子どもが悪さを
しているのに、自分は注意も何もしないという事にも大変驚いた。
自慢じゃないけど僕は家でも外でも間違っている事をしたら叱られた。
わざわざ書く必要も無く、当然の事だ。この母親は違ったのだろうか。

僕自身だって悪いところがたくさんあるし、とてもじゃないけど
人の親になれる人間では無い、批判できる立場でも無いのだろうけど、
この母親は紛れもなく馬鹿親だな、と思いました。子どもが可哀そう。
親がどうなろうと知ったこっちゃないけど、とにかく子どもが心配だ。
こういう親を見かける機会は増えているような気がする・・・けど、
長くなったので今回はここまで。また気が向いたら書きます。終わり。
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