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憂鬱系青羊な RM307 の月一エッセイブログ Since 2011

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村山吉隆さんの記事の制限と「幻想水滸伝Ⅲ」とルック

7月、完全に真夏な日差しが降り注ぎ、外へ出るだけで体力を奪われ憂鬱な時期に。
6月の記事で近所に安い食料品店がオープンし、買い出しの時間と身体への負担は減らせそうだと書いたけど、先日はどうしても遠くの店舗まで行かざるを得なかった。
夕方に出発し頻繁にスポーツドリンクとOS-1で水分補給を行ったにも関わらず、やっぱり体調がおかしくなってしまい、今週は常に身体が火照ったり頭痛が続いたりなどしんどい日々を送っている。

すっかり暑さに負けやすい身体になってしまった・・・。でも毎日クラブ活動や部活に取り組む子どもたち、屋外で作業に勤しむ大人たちはもっとキツいだろう・・・心配。
そしてもちろんみなさまの体調も。本当に毎日大変かと思いますが、どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。
お仕事なども重要かと思いますがみなさまのお身体が何より大切で、何よりも優先なさり、大好きな方々がお元気じゃないつらいので、なにとぞご無理をなさいませんよう。

前回(の記事の投稿から半月しか経っていないけど)以降で更新された好きな作品は、「あぽろ大作戦」、「アンティーク」、「終焉の救世主」、「沼田くんにハメられる(仮)」、「マクロスカイ」、「ライブオブジョブ」、「殺し屋業界最安値」、「神絵師になる方法」、「いり日記」、「コールドフロント」(sage)など。
あと「ぞわぞわ…!ぞわ子さん」を一気読み。
企画では「いり先生がアドバイスしてくれるアンソロ」など。

投稿した創作物は、Twitterへ「OZ-オズ-」の過去絵をまとめた19周年記念画像を1枚。

 

今日で大好きなRPGの「幻想水滸伝Ⅲ」は発売22周年年!おめでとうございます!
大好評だった名作の「」の続編で、しかし賛否両論に分かれる作品。
以下にネタバレを含みますので、未プレイの方はお気をつけくださいませ。

僕は2004年にプレイし、まだ精神が未成熟な子どもだったので物語の悲哀をあまり理解せず、単純に面白いゲームとして楽しんだ。

2021年に、シリーズの生みの親である村山吉隆さんへのインタビュー記事を読んだ。

一部を引用します。

ベストを目指そうとしても、さまざまなしがらみや制約があって100%実現できないことも多くありました。
そんなふうにロジカルに組み立てていても、「それでは開発コストが足りないので7章までにできませんか?」と。そういうことは何度も経験してきました。
『百英雄伝』はそうではなく、クリエーターである僕たちがわがままを言いたい放題言える環境で作りたかった。


そして記事が投稿される前には、Twitterで考察ツイートを見かけた。”「Ⅲ」はルックと戦った後に、ラスボスであるハルモニアに立ち向かう展開だったのでは無いか”。
トーマスを筆頭としヒクサクに打ち勝ち、人間が真の紋章を打ち破る、それこそがルックの見たかった道で、トーマスが真の紋章を持たない天魁星である意味、ルックたち破壊者も108星だった意味なのでは、と。

素晴らしいご賢察で膝を打ち、もしも事実であればルックは命を落とさずに済んだかもしれない、救われたかもしれないと思うととてもせつなく、インタビューの返答ともつながったように感じ(”制約”が「」かどうかは語られておらず、あくまで想像の域を出ないけど)、村山さんの中でも後悔として残っていたかもしれない、と思った。

「幻想水滸伝Ⅲ」のパッケージの裏面画像

「幻想水滸伝Ⅲ」のパッケージの裏面

幻水が大好きで継続作品も待ち望んでいるけど、実現は厳しいかもしれず、たとえ作られても彼は還ってこない、ファンの方々の失った悲しみは癒えないのだろう。
しかし村山さんがご健在な限り、物語を紡ぎ続けてくださる限り、彼のように苦しみ戦い抜いたキャラクターが報われる物語に触れられるかもしれない、さらにもしかしたらリメイクされ、彼が救われる本来の展開を見られるかもしれないと考えた。
2020年に「百英雄伝」が、2022年に「幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱ」のHDリマスター化が発表された時に抱き、人生の新たな支えとなった希望だった。

「幻想水滸伝Ⅲ」のパッケージの表面と「Ⅱ」のルックのカード画像

「幻想水滸伝Ⅲ」のパッケージの表面と「Ⅱ」のルックのカード

しかし今年の2月に完全に潰え、永遠に闇に閉ざされてしまった。
それについてはまたいずれ書くかもしれない。終わり。

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