金魚ちゃんをインストール

憂鬱系青羊な RM307 の月一エッセイブログ Since 2011

週一ブログ→ https://rm307.hateblo.jp/  非公開コメントは Web拍手 へ!匿名でお送りいただけます。

「幻想水滸伝」シリーズの思い出3 再会と仲直りと幸せ

10月、僕の住む地域では先週末にようやく冷房が任を解かれたものの、下旬に入っても日がな扇風機を回している。でも夜中は消しても平気なくらい気温が下がり嬉しい。
あと日中はエアコン、明け方は毛布が必須な寒暖差の激しい週には、地球にはどちらか一方に決めてもらいたかったw
しかし北海道ではすでに積雪が観測され、他の地方も冷え込んでき。大変だな・・・。

そして北陸も。1月の地震や9月の豪雨被害による傷も癒えぬまま、つらい冬を迎えないといけない・・・本当に悲しく被災地が心配。
また最近はあつむ先生が「十二国記」シリーズをお読みで、ブログへ掲載されるご感想に毎回楽しく目を通しているのだけど、現在取りかかれている作品は「白銀の墟 玄の月」。思わず戴国と民の窮状が重なった。
苦境に立つ被災された方々がどうか早く救われますように、安らげる日常が戻りますように。日々お祈りしております。

他にも東日本大震災に見舞われた福島や東北と関東圏などでも、震度4以上の揺れが頻発しており不安が続く。
みなさまのお元気と幸せを変わらず切に願っております。どうかお気をつけて、ご無事で過ごされますように・・・。

 

前回以降で更新された好きな作品は、「覇記」、「終焉の救世主」、「日記や落書き」、「アジだけに」、「BE LUCKY」など。新作では「冴えないおっさんミーツjk」、「ささやかな」など。
あと先月書き漏らしたけど、「ちちんぷいぷい」も読み「ポンコツアンドロイドとおじさん」を一気読みした。
アンソロジーでは「足裏アンソロ」のみなと先生の作品など。
そして「ライブオブジョブ」は完結!お疲れさまでした!!!

投稿した創作物に描き下ろしは無く、初出は新ブログに2011年に絵チャで描いたらくがきなどを16点、2020~2021年に描いた「遠ざかる世界」の先輩の絵を2枚

「幻想水滸伝Ⅱ」の体験版のOPカット
今月も大好きで最推しなPS作品「幻想水滸伝」シリーズの話の続き。


」をプレイできなくなり二年、幼なじみと疎遠になり一年が経過した。
子どもの頃の体感は大人と比べ、月日の流れが何十倍も遅く長く心底つらかった。
ただゲームは祖父からもらったお年玉の2000円札を握り締め、ソフトのみを購入し説明書を読み込んだりノベライズ本や攻略本を読み耽ったりでき、若干ではあるものの気を紛らわせられた。

でも人は代替が効かない。彼との関係はもう二度と戻らないかもしれない、一生修復できないもしれないと不安に苛まれ続けた。ココロから再会と仲直りに焦がれ続けた。
しかし夏を境に状況は一変する。

8月の終わりに突然、親戚の叔父さんがしばらく使わないからとPS2を貸してくれた。
それからはめくるめく日々だった。いつまでも忘れたくなくて、覚えやすいように9月1日まで待ち手に取り(当時から記念日へのこだわりを持っていたようだw)、二年ぶりに幻想世界、愛おしいキャラクターたち、耳に残っていたBGMに迎え入れてもらえて夢のような幸せだった。
文字通り夢にみるほど希求していた為、身体の隅々まで充足と癒やしが行き渡っていくように感じられ、大きな歓喜に震えた。
それまでの人生で最良の日となるくらい、本当に感動した。
「Ⅱ」の途中のセーブデータから開き再会を楽しんだ後は、同時に購入していた「」から始めクリアし、データを引き継がせた「Ⅱ」を改めて最初からプレイした。

なお以前も書いたテレビゲームを禁止する父親の方針は変わらなかったので、常に見つからないよう最新の注意を払った。

また当時の父はタクシー運転手に就いており、出勤、非番、公休日が不定期で、休日に存分に浸るつもりが非番や公休日と被り断念する時も多かった。
頑張って我々家族の為に働いてくれていたのに、邪魔者のような扱いでごめんなさい!!!まぁ小学校の10分休憩の短時間でも、校庭へ出てドッジボールに興じられるような子ども時分なら、現在よりも満足感を覚えていたかもしれないとも思う。

そして翌10月にはこちらも何の前触れも無く、幼なじみが唐突に我が家へ訪れ、はにかみながら「そろそろ仲直りしようと思って」と歩み寄ってくれた。
目頭が熱くなり、嬉しさのあまりほとんど記憶が残っていないけど、長い空白を埋めるように玄関先で数時間、辺りが暗くなっても言葉を交わした。
彼は一年の間で前回書いた悪い同級生や先輩たちに染まり、早くも警察のご厄介になる非行少年と化してはいたけれど、それでもやっぱり大好きな幼なじみだった。
9月に人生で最良の日を迎えたけど、たった一ヶ月で更新された。あの日と彼の笑顔は、21年経った今でも脳裏にありありと蘇る。

「幻想水滸伝Ⅱ」の体験版のOPカット2


以上、前回の引きに対しとんとん拍子に展開しあっさりと解決する、宣言通り大した話になりませんでしたねw
幻水自体の思い出もメインとならなかったので、また機会があれば来月か来年に書けたら良いな。終わり。

Web拍手