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憂鬱系青羊な RM307 の月一エッセイブログ Since 2011

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猫日記6 「野良猫の拾い方」を読みました

2月下旬。寒さは出勤時は堪えるけど、夏よりはぜんぜんマシです。
夜だってゆたんぽを入れたおふとんに入っていればすぐ温まるしね。
猫も脚の上で長時間寝てくれるし。冬、良い事ばかりじゃないか。
まぁ降雪量の多い地域は雪かきで大変だけど。こちらは恵まれている。
みなさま体調を崩されていませんか?インフルエンザやはしかなど、
流行しているようなのでくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
また先ほどは北海道で震度6弱。心配だな。余震にお気をつけて・・・!

はてなダイアリーからはてなブログに移行して今回が初めての更新です。
先々月書いていたこの新しいブログの呼称について、「月ブログ」と
する事にしました。月一更新だからなのと、もう一つ理由があります。
まぁひみつですが。新ブログの方はそのまま新ブログと呼び続けます。


この一ヶ月で更新された好きな作品は、「僕と先輩の代理魔女戦争」、
アンティーク」、「石川へ行こう!」、「キミにホネヌキ!」、
天気予報が混乱中!/短編置き場」、「ライブオブジョブ」、
リミット~2nd~」、「変な卵もらいました」など。面白かったです。
そして大好きだった作品「人生向上委員会」と「みつまめ」が完結。
新作ではT先生の復帰作「変な卵ひろった」が始まり楽しみです。
あと新ブログにも書いたけどあつむ先生の作品をいろいろ読みました。

投稿したものはみつまめ」の完結記念FA絶クレ10周年記念FA
それと先月あるアンソロジーにも参加しています。詳細は伏せますが。
きぼんFA祭り用のFAも2枚描いた。来月中にあと3枚描きたいところ。


さて今年も2月22日の猫の日に猫の話を書きます。今年はうちの猫の話
では無く、図書館で借りた「野良猫の拾い方」という本の感想です。
読書感想ブログがあるのに読んだ本の感想を書くなんて、もうホント
使い分けがめちゃくちゃになっている気がしないでも無いですが。
東京キャットガーディアンという猫の保護団体によって書かれた本です。
野良猫の保護の仕方から子猫の育て方などについて書かれています。

野良猫の拾い方

野良猫の拾い方

 

 去年ヨタカンでお馴染みのノウノ先生が、「のら猫と仲良くなる方法
という作品を登録されました。先生ご自身の経験に基づいた作品です。
我が家では僕が生まれる前から猫を飼っているけど、読んでいると
知らない事が多かった。また今期は「同居人はひざ、時々、頭のうえ。
という拾った野良猫を飼うアニメも放送されている。こちらもなかなか
為になる。うちの猫ももともと全員が野良猫だったし、せっかくだから
この機会に少し勉強してみよう!と思い今回この本を読む事にしました。


まずは野良猫の保護、捕獲の方法から病院へ連れて行く事への重要性、
里親へのなり方やそれにかかる費用などについて紹介されています。
低血糖で弱っている猫にはブドウ糖を与える、ブドウ糖が無い時は
ガムシロップやスポーツドリンクでも良い、というのは知らなかったな。
また低体温で弱っている時は、直接お湯に入れると身体が濡れて逆に体力を
奪ってしまう為、身体をビニール袋に入れた状態で温かいお湯に入れる
湯煎が良いというのも勉強になった。ドライヤーも心臓の負担になるらしい。


次に保護する事が多い子猫の育て方について丁寧に解説されている。
猫は人間よりも成長が早いので、週齢や月齢によってどんどん変わる
お世話の内容もわかりやすくまとめられています。子猫の写真も可愛い。
産まれたばかりの頃は人間と同じく2~3時間おきに授乳する必要がある。
我が家でも、育児放棄された産まれたばかりの子猫を保護した事が
何回かある。いずれも母が拾ってきたのだけど、夜中に何度も起きて
授乳していたうちの母はすごかったな・・・。僕は起きられなかった。
子猫は排泄も自力でできない為、授乳時に手伝ってあげる必要がある。
排泄時は人間の赤ちゃん用のおしり拭きを使うのが便利らしい。
上手く出ない時はおなかに「の」の字を書くというのも人間同様なんだな。
また生後一ヶ月は自分で体温も保てない為、常に保温する必要がある。
そう考えると、やっぱりお母さん猫の存在って本当に大きいんだな・・・。
生後1ヶ月で乳歯が生え揃い、4ヶ月で永久歯が生え始めるのにも驚き。
目まぐるしいな!wまぁ1歳で大人の身体になるんだものなぁ・・・。
メスは4ヶ月で、オスは9ヶ月で交尾が可能になるのも知らなかった。
寿命が短い動物は、人間よりあっという間に大人になってしまうんだな。


中でも特に目まぐるしいと感じたのは食事の内容。2週間ごとに
ミルクから離乳食に、離乳食からドライフードにと変わっていく。
週齢とミルクの量や頻度、移行期には離乳食とミルクの割合など、
回数の目安が細かく書いてあるのでかなり参考になるなと思った。
ドライフードは、比較的安価で持ち運びがしやすいだけじゃなく、
歯石の予防になったり、災害時にも便利、病気になった時の療法食も
ドライフードの方が種類が多いなどの利点が多いらしい。なるほど。
ただウエットフードにも水分を同時に摂取できるというメリットも。
どちらも食べられるようになっておくのが良いんだなと思った。


猫を人に馴らす方法についても詳しく書かれている。月齢が低いほど
人馴れしやすいけど、成猫でも根気強く付き合っていくのが大事で、
最初はケージで飼い人間の存在に慣れさせる、その際は構いすぎず、
猫にたっぷり人間を観察させて少しずつ打ち解けるのが重要との事。
仲間が居ると猫だけで固まってしまうけど、引き取られて一匹になり
「人間しか頼る者が居ない」という状況になったらなつく事もあるそうだ。
警戒心の強い猫ほど馴れた後はデレデレになる傾向も多いらしい。へー!
なかなか人に馴れない猫には、孫の手をつかってなでてあげたり、
孫の手の先端におやつを載せてあげると良いというのも面白い。
おやつや遊びは重要で、おやつは常に所持してランダムな時間にあげて、
いつおやつがもらえるかわからない状態で「この人間のそばに居たら
美味しいものが、良い事があるんだ!」と思わせるのが良いらしい。
また遊びは、スリッパに紐をつけてそれにじゃれさせる、人間から猫を
構いにいくのでは無く、猫の方から構わせるのも良い方法だと思った。


すでに自宅で猫を飼っている場合、対面させる時の注意も書かれている。
病気や寄生虫が移るのを防ぐ為、またワクチン接種から抗体ができるまで
最初は別の部屋で飼う、その後はまずは互いの匂いがついたものを
互いのベッドに入れ、匂いを対面させる。そうすると、実際に会った時に
「この匂いは知っているぞ!」と受け入れやすくなるそうだ。なるほど。
あと、食事の時にケージ越しでも構わないので同じ部屋に入れて、
楽しいイベントを共有させると距離が縮まるらしい。これ面白いな!
猫も人間も同じなんだなぁ。そしてつい新入り猫に構いがちになるけど、
ちゃんと先住猫をたくさん構ってあげる事が大切だという事だった。
我が家の場合は、先住猫♂の元に新入り猫♀がやってきた時は
まったくケンカせずスムーズだったな。ふたりはくっついていっしょに
寝るぐらい仲が良かった。その後産まれたばかりの子猫♂が
やってきた時は、猫♀はつんとすまして興味が無いふうに見えた。
今はよく顔を合わせては口ゲンカをしています。手は出さないけど。


他にも知らなかった猫の習性もいくつか知った。トイレじゃない場所で
そそうをした時、人間が騒ぐ様子を見て、再びその反応を見る為に
わざとそそうを繰り返す事もあるらしい。困るけど可愛いなぁw
そそうをした場合、叱ると「おしっこをしたら叱られるんだ」と思い、
膀胱炎になる事もあるらしい。叱らないけど、気をつけないとな。
僕はそんな時は「あらあらどうしたの」と言いながら片づけています。
猫は濃いおしっこをする為、膀胱炎や尿石になりやすい動物だとの事。
猫は自分では症状を伝えられないので、気づいてあげないといけないな。
あと猫はハンモックが好きらしい。ハンモック猫・・・可愛い・・・!


猫の身体から読み取れる感情や猫の幸せについて、病気の時の変化や
薬の飲ませ方についても書かれています。猫が罹る様々な病気の項目、
読んでいたらとても怖くなった・・・。うちの猫が罹りませんように。


以上、この子が居て良かったなぁ、元気で甘えてくれて良かったなぁと
しみじみと思いました。読んでから猫の事がさらに好きになった気がする。
感想というより書かれている内容のまとめになってしまいましたが・・・。
みなさまももし猫を飼う機会があったら、良ければご一読ください。
できれば野良猫の里親になって欲しいなぁ。もらわれていく幸せな
猫たちも居るけど、殺処分される猫たちもたくさん居るのだ、と思って
悲しい気持ちにもなったので。僕は何もできていないんだけどね・・・。
どうか猫たちがみんな幸せに暮らせるような世界になりますように。終わり。

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