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憂鬱系青羊のエッセイ的なブログ

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地震から九年 反対意見を全体への否定と捉える事

新型コロナウイルスの影響で、たくさんの催しが中止になっていますね。
Twitterにも書いたけど、それによって悲しむファンの方々、そして負債を
抱えて企画や活動の存続や会社の経営が危うくなっているところもあり、
とてもやりきれない。責めるとしたら対応が後手に回った日本政府だけど、
責めたところでどうにもならないものね。補填してくれる訳でも無いし。
僕としても、新型肺炎になるのはまだ良いけど仕事に影響があるのが困る。
小さなお子さんの居るご家庭も心配だ。本当に早く収束しますように。

(前回から一ヶ月経っていないけど)この一ヶ月で更新された好きな作品は、
イコノクラスム」、「少女の恋愛感情」、「ホーリーエンジェル」、
つけどき!いすずちゃん」など。完結した「秋の華」も一気読みした。
投稿したものは2のひと先生のお誕生日に放課後のプレアデス」の絵と、
覇記」の少佐の初18禁FA、「百合少女交響曲♪」の8話後半を6ページ。
それと2枚目のきぼんFAを描いて、残りは3枚。でもかなり苦しんでいる。

「百合少女交響曲♪」8話の一コマ

更新した「百合少女交響曲♪」8話の一コマ


今日で東日本大震災から九年。毎年当日にこのブログを更新している。
国元兵太先生の事も、九年が経ってこの日ぐらいしか思い出さないように
なったけど、忘れてはいない。先生の事も作品の事もずっと覚えている。

さて今年は、震災直後に新都社に登録された「東北地震支援他力マンガ
という作品について書きます。この作品は、「コメント1件につき10円
寄付する」事を謳って投稿され、当時物議を醸した。2011年5月に新都社
データが消え、sageで寄せられていた批判コメントも消失してしまったので、
うろ覚えなところも多いけど。九年前だしね。さすがにほとんど忘れている。

問題になったのは「支援」系のコメントで最新コメントが埋まってしまった事。
最新コメントは他作品に寄せられたコメントから興味を持って作品を読んだり、
読んでもらったりするのに重要な場所だけど、支援系の感想では無いコメントで
他の感想が流されてしまい、最新コメントが機能しなくなってしまっていた。
この作品への批判は、主に漫画では無いものを作品として少年に登録する事、
そして最新コメントが埋まる事に対してだったと記憶している。ランキングが
上がる事やコメント乞食への批判もあったけど、これについては言及しない。
ちなみに僕はその批判に参加しなかった。違和感はあったけど、当時は上手く
言葉にできなかったので。当時プライベートが忙しかった事もあるんだけど。
九年経って今さらだけど、少し言葉にできるような気がしたので書いています。
考えも文章もあまりに幼い上に拙くて、呆れられそうな気もするけど・・・。

漫画では無いものを作品として登録する事については、当時の削除依頼スレを
読み返したんだけど流れがよくわからなかった。共有パスを公開して他の人に
投稿を呼びかけ、漫画が投稿されたから削除、移籍されなかったんだったっけ?
最新コメントが埋まる問題については、「ageる事で他のユーザに周知できる」
というコメントがコメント欄に残っていた。そしてもう一つ、当時新都社外で
しきりに叫ばれていたのが「しない善よりやる偽善」という趣旨の言葉だった。

僕は物を知らないのでもし間違っていたら誠に申し訳無いのだけど、この震災は
インターネットが一般に普及して以降では初めてと言える大規模な災害だった。
それまでも災害はあっただろうけど、混乱度合いで言えば阪神淡路大震災以来。
特に当時はTwitterの利用者が伸びていた時期で、他人の考えをリアルタイムで
受け取れ、またそれを簡単に共有したり拡散したりできる習慣が確立していた。
この未曾有の災害に、ネットの人々も混乱しつつ、団結して立ち向かっていた。
その中で生まれたのが、「偽善を批判する人を批判する」という流れだった。
「それは偽善だ」、「偽善は良くない」というもともとあった批判に対し、
「偽善でもしないよりは良い」という論調が大きくなり、批判を上回った。
何もせず批判する人よりも、偽善でもプラスになる事をする人の方がえらい、
という事もあるだろうし、かつてネット上で限られた人しか行っていなかった
「発信者」側は同時に矢面に立つ事が多く、偽善という批判に晒される事も
多かった反動でもあったのだと思う(説明が難しいんですが伝わりますか?)。
浅学なのでもしかしたらその前からその論調はあったのかもしれないけど、
前述の通りネットが普及し、SNSで一個人の意見が広まりやすくなった事で、
この「偽善の批判への批判」が一般化した、とネットを見ていて感じました。
リツイートという機能は今も昔も、良くも悪くも大きな影響を持っている。

話は「東北地震支援他力マンガ」に戻るけど、この作品でも「偽善でも募金
する方がマシ」という意見が批判を封殺していた。僕はこの行為を偽善だと
言うつもりも批判するつもりもまったく無い。でも一つ批判するとしたら、
それは「一部行為への反対意見を、人、作品への否定と捉える住民」に対して。
上手く説明できているかわからないんだけど、要は、最新コメントが埋まって
正常に活用できない事などの批判に対しても「(善・偽善関係無く)良い事を
やっている人に対してケチをつけてくる人が居る!」と過剰に反応してしまい、
作者、作品全体への否定と受け取って反対意見がシャットアウトされたのだ。
コメント欄だけではうかがい知れないけど、編集部なども見ていた限りでは、
善意からの行動への批判を許さない、という空気がたしかにあったと思う。

これは今回の話に限らなくて、たとえば最近だと「宇崎ちゃんは遊びたい!」の
献血ポスターや「ラブライブ!サンシャイン」のコラボポスター、茜さやさんの
広告に対してラディカルフェミニストの人が理不尽な叩きをしていた時に、
他のフェミニストの人が「これはこうだから問題無いと思う」と反対意見を
言った事に対して「ポスターを擁護する=男性の味方に立っている=女性の敵」
と決めつけて同じフェミニストを攻撃した、という事例がある。あれ?違う?
書いていてよくわからなかったけど、僕の言いたい事の根本は同じだと思う。

いずれも、反対意見を全体への否定だと捉えず向き合っていかないといけない。
異を唱える人が居ても、それは敵でも攻撃をしかけてきている訳でも無いし、
「自分を否定された!」と思わなくても大丈夫。結びつける必要は無いのだ。
ただこれは僕も責められなくて、たとえば自分の悪いところを指摘された時に、
自分の存在そのものを否定されたように感じてしまう。本当は悪い部分がある
という事だけを受け取って、そこを改善していけば良いだけの話なんだけどね。
超絶ネガティブ人間なので、すぐに他のものと結びつけてしまうのだ・・・。
きちんと意見とその意図だけを汲み取れるようにならないとなぁ。難しいけど。
次同じ事があった時の為に、自分への戒めとして書き残しておこう・・・。

以上、当時そんな図式に違和感を覚えていたのだった。なので今さらだけど、
「東北地震支援他力マンガ」のコメントを利用する行為は、善行だとしても
創作サイトの正しい使い方では無く他の手段を取るべきで、サイトの性質上、
最新コメントを埋めて他の利用者に迷惑をかけるべきじゃなかったと思う。
そしてこれはその作者さんや募金を否定する訳でも偽善だと責める訳でも無い。
という事を九年前にぼんやり思っていたのでした。今も大して語彙力は変わらず、
正確に伝わっているか言葉足らずになっていないか心配ですが・・・。終わり。

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