金魚ちゃんをインストール

憂鬱系青羊な RM307 の月一エッセイブログ Since 2011

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ある「馬鹿親」の話

今年も残すところあと一ヶ月ですね。早すぎる・・・何もしていない。
寒くなりましたが、みなさまお身体にはくれぐれもお気をつけて。
毎週更新のブログ、今月は「ふたり。」に関する記事が多かったな。
投稿したFAは「ふたり。」の完結記念FA、保守漫画も毎週投稿継続中。
そう、「ふたり。」が完結しました。かなりの名作なので読みましょう。
完結記念ねとらじもした。それについては新ブログの方に書きました。
あと「そうだ、ファンコミックを描こう」も更新。あと1話で終了かな。
それと新都社では初めて漫画企画に参加しました。ぷげら6周年コラボ。
お姉ちゃんは過保護!」、「姉のいる日常」のファンコミックです。
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=19653&story=6

 

「親ばか」という言葉があります。親ばかは大いに結構だと思います。
僕も(あり得ないけど)もし親になったら親ばかになりそうな気がする。
でも「馬鹿親」は良くないですよね。今回は水族館で見たある親の話。

水族館のイルカプールの前にはベンチがあり、座りながらゆっくりと
イルカを見る事ができる。僕もよく1時間以上眺める事が多かった。
ある時赴くと、ベンチにはずっとスマホをいじっている女性がひとり、
水槽の前には職員のお姉さんがボードを片手に立っていて、その横には
小学校低学年くらいの女の子と幼稚園児くらいの男の子が立っていた。
職員のお姉さんはイルカの排便などの様子をチェックしていたのだけど、
子どもふたりからずっと「何してるのー?」、「イルカは○○なのー?」
と質問攻めにあっていた。お姉さんはそのすべてに答えていて、関係無い
質問にもちゃんと答えてあげていた。最初はプロだなぁ、さすがだなぁと
お姉さんに感心しながら、子どもの様子も微笑ましく見ていたのだけど、
子どもたちはだんだん飽きてきたようで、走り回ったり、飾ってあった
イルカのぬいぐるみを踏んだり投げたり、登ってはいけない場所に
登ったりして遊ぶようになっていった。お姉さんは優しく「危ないよ」、
「そんな事をしたらぬいぐるみが泣いちゃうよ」などと注意していた。
引っ込み思案な僕はそういう時に他人の子どもに注意できるような
性格では無いので、内心「見ているだけでごめんなさい」と思いながら
「いったいこの子たちの親は何をしているんだ」とやきもきしていた。
その調子が15分くらい続いただろうか。突然女の子が僕の方に「ママー」
と言いながらやってきた。「ん?」と思って見ていると、女の子は
僕のすぐ隣に座っていた、ずっとスマホをいじっていた女性の元へ。
何とその子どもたちの母親だったのだ。え?!あれだけ自分の目の前で
職員のお姉さんに迷惑をかけていたのにずっと知らんぷりだったの?!
母親は女の子と少し話して、女の子はまた水槽の前へ、母親はまた
スマホの操作に戻った。僕はイルカを見るどころじゃなくなり帰った。

この母親はなぜ注意しなかったのだろうか。水槽とベンチの距離は
2メートルほど。他にお客さんはおらず静かだったし、子どもたちの
声も大きかったので聞こえなかったはずは無い。いくら何でも気づく。
水族館の職員は託児所の人では無いのだ。子守りを任せるのはおかしい。
イルカの排便や子イルカへの授乳の回数などを記録するのは大事な
仕事で、動いていないように見えるけど決して暇な時間などでは無い。
自分は客で向こうは接客する側なのだから、子どもの相手をさせて
当然なのだ、とでも思っていたのだろうか。それで良いと思ったのか。
客という立場にふんぞり返るだけじゃなく、自分の子どもが悪さを
しているのに、自分は注意も何もしないという事にも大変驚いた。
自慢じゃないけど僕は家でも外でも間違っている事をしたら叱られた。
わざわざ書く必要も無く、当然の事だ。この母親は違ったのだろうか。

僕自身だって悪いところがたくさんあるし、とてもじゃないけど
人の親になれる人間では無い、批判できる立場でも無いのだろうけど、
この母親は紛れもなく馬鹿親だな、と思いました。子どもが可哀そう。
親がどうなろうと知ったこっちゃないけど、とにかく子どもが心配だ。
こういう親を見かける機会は増えているような気がする・・・けど、
長くなったので今回はここまで。また気が向いたら書きます。終わり。
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iherbのパンケーキミックス食べ比べ

新ブログの新都社関係の記事は自分の漫画の更新報告の話が多かったな。
今月は「そうだ、ファンコミックを描こう」、「おなかのへるうた」、
「そうだ、FAを描こう」を更新しました。漫画を描く事が多かった。
FAは眼鏡FAや「おねかほ」のかぼパンFA、「ふたり。」のgifアニメ。
あと「ふたり。」の保守漫画は9月から毎週欠かさず投稿していました。
それと似ていないFAについての話も書いたけど、これは今度漫画にしよう。

 

さて今週はパンケーキミックスの食べ比べです。この記事は更新しても
まず誰も興味を持たないけど、こういうの一度やってみたかったので。

四年前から、iherbというサイトで全粒粉のパンケーキミックスを
買うようになった。いくつか買って食べ比べた結果、このミックスが
一番食べやすくてリピしていた。約900gで400円弱と値段も比較的安い。
Hodgson Mill, 全粒粉バターミルクパンケーキミックス, 32 オンス (907 g)
http://jp.iherb.com/Hodgson-Mill-Whole-Wheat-Buttermilk-Pancake-Mix-32-oz-907-g/33407
しかし2015年12月頃に販売が終了してしまった。とても残念・・・。
なのでそれ以降は味の落ちるこちらを買っていたのだけど、今度は
夏頃にこのミックスも販売終了になってしまった・・・残念すぎる。
Hodgson Mill, Insta-Bake, Varitery Baking Mix with Buttermilk, Whole Wheat, 32 oz (907 g)
http://jp.iherb.com/Hodgson-Mill-Insta-Bake-Varitery-Baking-Mix-with-Buttermilk-Whole-Wheat-32-oz-907-g/33406

他の全粒粉のパンケーキミックスは値段が高かったり、味があまり
好みじゃないものばかりだったので、もうパンケーキミックスを
買うのはやめようかと思っていたけど、やっぱり好きだし食べたいので
いくつか買ってみて食べ比べてみる事にした。しかし、全粒粉のものが
ほとんど無かった・・・。amazon楽天でも探したけど見つからず。
どなたか良い全粒粉のミックスをご存知でしたら教えてください・・・。
以下のミックスはグルテンフリーで糖類も控え目なものが多いです。
ちなみに卵1個と無調整豆乳120ml、オリーブオイルで作りました。

Namaste Foods, グルテンフリー ワッフル&パンケーキミックス, 21オンス(595 g)
http://jp.iherb.com/Namaste-Foods-Gluten-Free-Waffle-Pancake-Mix-21-oz-595-g/34271
薄く焼いたけど弾力があってもちもちしている。甘味はまったく無い。
パンケーキって感じはしない。以前買ったこのミックスに似ている。
オーサワの全粒粉入りパンケーキミックス

オーサワの全粒粉入りパンケーキミックス

オーサワの全粒粉入りパンケーキミックス

 

ちなみにこのパンケーキミックスはあまり美味しくありませんでした。

King Arthur Flour, グルテンフリー パンケーキミックス, 15 oz (425 g)
http://jp.iherb.com/King-Arthur-Flour-Gluten-Free-Pancake-Mix-15-oz-425-g/33457
ほんのり甘みがある。焼き上がりは全粒粉の入ったホットケーキに近い。
これ単体で食べるより他のミックスと混ぜて食べた方が美味しいかも。

Bob's Red Mill, Organic, 7 Grain Pancake & Waffle Whole Grain Mix, 26 oz (737 g)
http://jp.iherb.com/Bob-s-Red-Mill-Organic-7-Grain-Pancake-Waffle-Whole-Grain-Mix-26-oz-737-g/22442
少し粉っぽいような気もする。甘味は無いけどわりと美味しい。
上のミックスと混ぜて食べるとちょうど良い美味しさになった。

Bob's Red Mill, 10 穀物パンケーキ & ワッフルミックス,、26 オンス(737 g)
http://jp.iherb.com/Bob-s-Red-Mill-10-Grain-Pancake-Waffle-Mix-26-oz-737-g/15461
甘味は無く塩気のあるオーソドックスな味。上のミックスと同じ
メーカーだけど、こちらの方が食べやすい。薄く焼くと美味しい。

Arrowhead Mills, 自然なパンケーキ&ワッフルミックス, バターミルク, 26オンス
http://jp.iherb.com/Arrowhead-Mills-Natural-Pancake-and-Waffle-Mix-Buttermilk-26-oz-737-g/26061
パッケージが変わっていて「あれ?!これ買ったっけ?」と思った。
味は特筆する点が無い。不味くはないけど、美味しいという訳でも無い。

Arrowhead Mills, オーガニック 発芽穀類パンケーキ & ワッフルミックス, 26 オンス (737 g)
http://jp.iherb.com/Arrowhead-Mills-Organic-Sprouted-Grain-Pancake-Waffle-Mix-26-oz-737-g/47431
外側がぱりぱりしている。外側、どこかで食べた事のある味だ・・・。
思い出せない・・・揚げたおまんじゅうのような・・・。一番美味しい。

 

以上。味のレビューがぜんぜんできなかったな・・・本当に語彙が貧弱だ。
食べ比べた結果、最後のパンケーキミックスが一番美味しいという結論に
至りました。でも、以前のミックスと比べたら量が減って値段は倍以上。
前のミックスが販売再開しないかな・・・。良いものと出会いたいなぁ。
今後また違うミックスを買ったらこの記事に追記しようかな。終わり。
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司書補講習の思い出2 宿での生活

新ブログは絵関係の記事が多かったな。それと「ふたり。」の宣伝など。
更新された好きな作品は「ネコロボ」、「SUPERGIRL」(1P漫画)、
屈託のない人に用はない」、「ふたり。」など。みなさん読みましょう。
描いたFAは「ポケットモンスター」、「ネコロボ」。画像は新ブログに。
自作品は「おなかのへるうた」の更新分17ページを描き終わりました。
あと毎週「ふたり。」の保守漫画を描いています。本スレでごらんください。

 

さて先月の続き、司書補講習の思い出その2、今回は宿での話をします。
宿には僕以外に七人の司書講習生が泊まっていました。司書補講習生は
僕しかおらず残念に思ったけど、すぐに仲良く話すようになりました。
(男性一人はずっと部屋にこもっていたので、その他の六人とだけど)
最初に話したのは初日、27歳の男性でした。年上だったけど常に敬語で
話されていた。コミュ力が高くて話しやすく、わりとすぐに打ち解けた。
その人が他の五人の女性にも積極的に声をかけて、僕も食事時などに
リビングで話すようになった。そうそう、リビングというか何というか、
広いテーブルがあって大人数で食事ができるスペースがあったのだ。
好きな本の話をしたり、趣味で小説を書いている人と創作の話をしたり。
あとなぜか絵を描くのが好きな人や絵が上手い人が多かったな。
一般のお客さんも交えて雑談する事も多かった。僕は結構人見知りで
コミュニケーション能力も無いけど、旅先の知らない人が居るところでは
饒舌になる、みたいな感じで、そこそこ楽しく会話する事ができた。
単車で日本一周をしている男性とか、フリーのイラストレーターでたまに
あちこちを旅しているクールな女性とか。観光に来ていた外国人の
親子連れが泊まっていて、3歳くらいの男の子と遊んだ事もあったっけ。
言葉が通じなくてもジェスチャーでたくさん笑わせられて良かった。
僕の地元の話になる事も多かったのだけど答えられない事が多くて、
長く住んでいるのに自分の県の事を何も知らないんだなぁと思った。

僕はメンタルの為に糖質制限をしていたので、食事の最初に山盛りの
レタスを食べていたり、夜は炭水化物を摂らなかったり、朝はiherbの
ライ麦パンを食べたりしていたのをみんな珍しそうにしていた。
スタッフの人からも「ダイエットをしているの?」と訊かれたので
「健康の為です」と答えたら「そんなに若いのに?」と笑われたっけ。
昼食は学食を、夕食はスーパーで割引になったお惣菜、他には冷奴や
納豆、サラダなど、自宅に居る時と同じような食生活を続けていた。
最初に書いた27歳の男性は料理好きで、豆板醤やらスパイスやらを使い
本格的な料理を作っていたな。女性陣もみんな自炊していて感心した。
台所で食事の準備をしながら話すのも、宿泊学習みたいで楽しかった。
今思うとめんどくさがらずに僕も料理を教わったりすれば良かったかも。

そんな感じで、最初来た時は上手くコミュニケーションを取れるか、
馴染めるかとても心配していたけど、何とかやっていく事ができた。
みんな良い人だったのが一番の理由だな。人に恵まれて助かった。
このうち三人とは今も年賀状のやりとりをしている。また会いたいな。

長くなったので今回はこのへんで。といってももう書く事が無いけど。
気が向いたらあと一回ぐらい書こうかな。もう涼しいけど。終わり。
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司書補講習の思い出1 いきなり後悔

新ブログは相変わらず毎週更新が続いております。新都社関係の話は
毎回ブログの最初に書いていたから良いか。省略。投稿した絵は14日の
不死鳥先生、ティッシュ先生のお誕生日お祝いFAや、16日に完結した
「SUPERGIRL」のFA。あとは自分の漫画を描いていました。更新はまだ。
更新された作品では「ふたり。」と新連載の「速記めきメモリアル」と
完結した「SUPERGIRL」、「イムの短編集(白)」の「ドリア」がおすすめ。

3月に新ブログで、「司書補講習」に行った時の話を少し書きました。
http://rm307.hateblo.jp/entry/2016/03/05/235650
続きを書こうと思ったけど、新都社関係の記事を書く事が多かったのと、
講義の内容などもうほとんど忘れてしまったのとで書いていなかった。
でも今回、年々記憶力が低下している事もあり、なるべく覚えている間に
覚えている事だけでも書き残しておこうと思い筆(?)を取りました。
主に毎日の生活や知り合った人々などについてになると思う。たぶん。

 

あれは暑い暑い夏だった。講習のある大学は遠く、高速バスで約4時間半。
日程は8月1日から9月7日。講義は月曜日から土曜日、9時から16時頃まで。
宿は個室があって自炊ができる、一般のお客さんも泊まるゲストハウス。
一人なのは別に構わなかったけど(猫が居ないのは寂しかったが)、
一ヶ月以上も知らない人と共同生活をするのにはかなり不安があった。
人見知りだし、コミュニケーション能力にもまったく自信が無いし。
あまり先の事を考えずに行ってしまったけど、無事乗り切れるのか・・・?

帰りたい。来るんじゃなかった。そう思ったのは8月になってすぐだった。
講義は8月1日から始まる為、7月31日から宿に泊まっていたのだけど、
8月2日までは個室が埋まっており、8人部屋に泊まる事になっていた。
一度寝てみたかった憧れの二段ベッドの上。自分で選んだのだけど、
電気がまぶしくて思うように寝られず、失敗したな・・・と思っていた。
時間をつぶす為にリビングルームへ行くと、一般の外国人のお客さんが
盛り上がっている。うう、居づらい・・・。結局ベッドに戻る事に。
繁華街にあった為、夜でも外では居酒屋帰りの人の声が。う、うるさい。
こんな環境で一ヶ月以上も過ごさないといけないのか・・・とへこんだ。

そして1日になり大学へ。電車で大学の最寄り駅に、そこからの道が大変。
き、キツい・・・。特定されそうなので(まぁ特定されたって特に問題は
無いのだけれど)書けないけど、いやもう、かなりしんどい道なのだ。
精神的にも身体的にも弱い僕はこれだけでココロが折れそうだった。
受講生はまず大きなホールに集められて開講式を行う。そこで日程表や
各講義の内容などが書かれた文書、教科書や資料などを受け取る。
やれやれ、先は長いなぁ。日程表をぺらり。うーん、来る前に図書館で
図書館学の本を借りて少しだけ勉強して来たけど、難しそう・・・。
ってええっ、各科目終了後にテストがあるの・・・提出する宿題もある。
果たして僕はきちんと学んで合格できるのだろうか・・・不安しか無い。

開講式が終わるとさっそく講義が始まる。教室は4階か5階。うへぇなり。
最初の講義は「図書館の基礎」。1コマ90分。それが一日4コマある。
講師は40年近く図書館に勤めていたおじいさん。図書館の起源だったり、
歴史だったりを学ぶ講義だった。これがもう・・・退屈で退屈で・・・。
何とかメモを取るのだけど、次第にまぶたが重くなり・・・うつらうつら。
たまにこっそり周りを見回すのだけど、みなさんまじめに聞いている。
どうやら意識が低いのは僕だけのようだ・・・。そんな自分に自己嫌悪。
でも睡魔には勝てず、ペンを握ったまま夢の世界と誘われるのだった。

それが数日続き日曜日になりお休みに。月曜日にはテストが行われる。
宿で資料やノートとにらめっこして暗記しようとしつつも、どうも
難しくて頭に入ってこない。僕、ここで何をやっているんだろう。
知り合いも居ない見知らぬ土地、慣れない生活、上手くいかない勉強。
そんな中で、来ない方が良かったかもしれない・・・と後悔したのだった。

 

えー、存外に長くなってしまったので今回はこのへんで終わりにします。
よく覚えているのは最初の方だけなので、後は巻きで進むと思います。
続きはまた来月か数ヶ月後に書こうかな。できれば暑い間に。終わり。
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イルカ便り3 2011-2012

新ブログ、今月の新都社関係の記事は更新報告のリツイートと作品の
コメント欄を見て思った事、その記事へのコメント返信が主でした。
新都社での活動は、「白詰草」と「ふたり。」のFAを描いて投稿、
あとティッシュ先生の結婚祝いの絵を描いてTwitterに投稿しました。
実はまだ投稿していない「ふたり。」のFAが一枚あったりする・・・。
5月に描いたのだけど、投稿するタイミングを逃してしまったな・・・。
今月は明日また別のFAをTwitterに投稿する予定。7月は多かったな。

さて一年前の今日も書きましたが、2011年7月22日は、電車の窓から
イルカがジャンプするのを見てその事をツイートした日。もう五年。
早いなぁ・・・。という事で今回はまたイルカの話を書きたいと思います。

 

2011年のこの日まで、僕は特別イルカが好きだという訳では無かった。
子どもの頃にイルカのキーホルダーやイルカの鳴き声が出せるペンを
買ってもらい気に入っていた事はあるし、動物全般は好きだったけど、
特に「イルカ」という生き物に思い入れがある訳じゃなかった。
むしろ、水族館の花形であるイルカショーに対して「ふん、人気者は
良いよな、僕はくらげの方が好きだよ」なんて謎の僻み根性(?)を
抱いていたりした。何というか、性格がひん曲がっていますね・・・。
でもこの日の親子と思しき野生のイルカを見、その後も頻繁に見かける
ようになり、また新都社の小説「イルカ日記」を読んでいるうちに、
その優しい存在は自分の中でたしかなスペースを占めるようになった。
11月には毎週のように姿を見かけて、何だか励ましてもらっている
みたいだな、と思った。本当に励ましてくれていたのかもしれない。
そして2012年3月24日、かなりココロにダメージを負っていた僕は、突然
「生きているうちにイルカを見に行こう」と思い立ち、電車に飛び乗り
(決めてから十数分で乗った)水族館へ約十年ぶりに赴いたのだった。

久しぶりの水族館は楽しかったな。いろんな生き物の姿形がとにかく
不思議で、面白くて。水槽を一つずつ丁寧に見て行って、最後に
イルカプールへ。近づくにつれどきどきしていた事をよく覚えている。
当時水族館では一頭のメスのイルカが出産したばかりで、ストレスを
避ける為、プールには近づけないように距離に制限が設けられてた。
階段状になった観覧席からは、呼吸をする為に時おり水面に上がる
二頭の背びれだけが見える状態だった。でも、それで十分だった。
寄り添って泳ぐ大きな背中と小さな背中。見ていて飽きなかった。
胸が高まり、だけど不思議と上手く呼吸ができているような気がした。
今度はもっと近くで見たいな。ココロの中で「また会いに来るね」と
メッセージを送って帰路についた。行って本当に良かったなと思った。

次に行ったのは5月2日の夜。ゴールデンウィーク期間中で水族館は
21時まで開館しており、仕事帰りにふらっと立ち寄ったのだった。
イルカを遠くから眺めながら(当時は別のイルカが妊娠中だった)、
「僕はこのまま死ぬんだろうな」という事をずっと考えていた。
そして「どうか無事に赤ちゃんが産まれてきますように」と祈った。

その次は9月の下旬。平日のお昼でお客さんが少なかった事もあり、
水槽の前に突っ立って2時間近く(疲れたな)は眺めていたっけ。
詳しくは書けないけど、この地元の水族館、平日なら静かな環境で
イルカをとても近くでじっくり眺められるようになっています。
イルカが好きなつばき先生にぜひ一度来て欲しいと思ったな。
もうすっかりイルカに魅せられていた僕は、それ以降月に二回は
水槽の前でイルカをじっくり眺め、ショーを見て帰るようになった。
2013年は20回以上行っていたと思う。よく飽きなかったな・・・w

イルカのショーといえば、ショーのお手伝いをしたお客さんは
イルカグッズがもらえるのだけど、これが欲しかったんだよねぇ。
だけど「お手伝いしてくれる人ー!」で手を挙げるお客さんも、
選ばれるお客さんも大抵ちびっこだったから恥ずかしかったのだ。
今も手を挙げる勇気は無い。誰か子どもと行きたかったな・・・。

 

うーん、本題は別にあったのだけど、長くなったので今回は終わろう。
ちなみに最近は月に一回しか行っていません。それでも年12回か。
もう十分励ましてもらったので、何かを期待して行く訳じゃなけど、
やっぱり何年経ってもイルカを見るのは楽しいな。大好きだ。終わり。
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浮気や不倫について

もう6月も終わり!早いですね・・・気分的にはまだ2月なのだけれど。
新ブログの新都社関係の記事は、僕の百合漫画の前回更新分の反省、
つばき作品の魅力、七靴君の小説の宣伝、完結したこちら電算部の紹介。 
新都社での活動は、FAでは屈託のない人に用はないこちら電算部
人生にセーブロード機能のFAを投稿。その他は本スレの絵柄ルーツ祭り、
偏愛マップを描いてみよう祭りに参加しました。良ければご覧ください。
あと今日で「OZ-オズ-」が11周年だったので記念絵も描いてTwitterに
作品関係では「ふたり。」、「百合の構造」、「丸ノ内サディスティック」、
美術室の友人」、「覇記」、完結した「こちら電算部」を読みましょう。

今回の記事は1月に書いたもの。これを放置している間に今度は乙武さんの
不倫騒動が・・・。小学生の頃五体不満足を読んでいたし、いろいろな事に
挑戦されていて、応援していたんだけどな・・・。まぁそれは良いとして。

ベッキーさんの不倫関連の記事をよくYahoo!のトップページで見かけた。
事情は知らないけど、そんなに報道されるような事じゃないと思うのだが。
テレビや雑誌だともっとひどいのだろう。既婚者である相手が責められる
ならまだわかるのだけど・・・。もう責められているのかな。知らない。
というか、いちいちトップページに載せるようなニュースなのかこれは、
と思ってしまう。人気のあった人だから、立場が悪くなった事で
喜々として叩いている、という事なのだろうなぁ。何か汚いですね。

浮気や不倫はパートナーを騙している訳で、それは良くないですよね。
もし自分がされたら深く傷つくし、相手を信じられなくなるだろう。
たとえ謝罪をされても、もう元には戻れない。今後些細な事でも疑って
しまうだろうな。その後いっしょにやっていく自信も無くなるだろう。
そういう訳で、破局や離婚してしまう人も多いのだろうな。それって
ちょっと悲しいですよね。子どもが居ない家庭ならまだ良いのだけど、
子どもが悲しい思いをする事になるのは嫌だな。僕の場合だって、
もう大きくなっていたし両親の仲が戻る事は無いとわかっていたけど、
悲しかった。単純に「あんなに幸せそうだったのにどうしてこうなった
んだ・・・」と残念に思うしね。なので、僕の知っている結婚している
人たちが離婚しませんように、とたまに願ったりする。いつまでも、
おじいちゃんおばあちゃんになっても、相手を好きでいて欲しい・・・
というのはあまりにファンタジーすぎるだろうか。難しい事だろうな。
そういう家庭は世の中にいくつあるのだろう。僕は一人も知らない。

でも、誰かと付き合っていても他の人を好きになってしまうというのは
仕方が無い気もする。だって好きになっちゃったんだもん。理屈で駄目だと
わかっていても、止めようと思っても、想いを捨てられない事だって
あるよね・・・というのは駄目かな。どこかの誰かから怒られるだろうか。
もちろん相手を騙すのは良くない。他に好きな人ができた事をきちんと
伝えて話し合う事は必要になってくるだろう。それですっきり解決!
とはならないだろうけど。上でも書いた通り、自分が浮気されたら
悲しいだろうし耐えられないだろうけど、それでもどこかで「仕方が無い
事だ」と諦めてしまう気もする。もちろん納得はできないと思うけど。
まぁ僕の場合はそもそも誰にも好かれないから関係無いんですけどね。

一応書いておくと、決して浮気や不倫を推奨している訳ではありません。
自分が浮気や不倫をしたいともまったく思わない。Twitterにも書いたけど、
基本的に世の中の恋人や夫婦たちには別れて欲しくないと思っている
(嫌々付き合っているとかDVがあるみたいな場合は除くけど)。当然か。

人を好きになるって難しい。子どもの頃はもっと単純だと思っていた。
「浮気」や「不倫」という言葉を知っていても、それが何なのか理解して
いなかった。今だってそうかもしれない。いつか知る日が来るのだろうか。
たぶん来ないだろう。愛を知らない悲しい僕鳥(不死鳥先生風)。終わり。
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